少しだけお話ししたことがある、映像監督・作家の森達也さんの、最近のツイッター投稿から。
なるほど。おかしい、ひどい、間違っている、と言わなきゃならない時に、それ以上の理屈もロジックも要らないんだ、とあらためて気づかされました。
話はそれてしまいますが、「電車」「サル」「運転士」と聞いて、私は小学校だったか中学校だったか、昔、国語の教科書に載っていた「車掌の本分」という話を思い出しました。かんべむさしさん作の。私の年代の方なら、結構そうなんじゃないでしょうか。
遊園地のおさる電車。その運転士と車掌を務めるのは2頭のサル。人気のアトラクションとなり、その車列はぐんぐん伸び、やがて最後尾が先頭車両のすぐ前にまでくるようになり…という話。
要は、「矜持」って、そこだけは絶対譲れないものなんだ、ということ。小中学生相手にはまだちょっと理解が難しいかもしれないけど、このかんべワールドを教材に選ぶなんて、この一点に関しては少なくとも、文科省もなかなか素敵だと私は思います。あるいは素敵「だった」ということなんでしょうか(事務員H)