森達也さん

少しだけお話ししたことがある、映像監督・作家の森達也さんの、最近のツイッター投稿から。

2月27日……「安倍はひどいけれど変わる人がいない」との声に対して、「サルが電車の運転席に座っていたら、変わる人が誰かを決める前にとにかくサルを運転席から引きずり下ろすだろう」と、誰かが以前に書いていた。至言だと思う。

なるほど。おかしい、ひどい、間違っている、と言わなきゃならない時に、それ以上の理屈もロジックも要らないんだ、とあらためて気づかされました。

話はそれてしまいますが、「電車」「サル」「運転士」と聞いて、私は小学校だったか中学校だったか、昔、国語の教科書に載っていた「車掌の本分」という話を思い出しました。かんべむさしさん作の。私の年代の方なら、結構そうなんじゃないでしょうか。

遊園地のおさる電車。その運転士と車掌を務めるのは2頭のサル。人気のアトラクションとなり、その車列はぐんぐん伸び、やがて最後尾が先頭車両のすぐ前にまでくるようになり…という話。

要は、「矜持」って、そこだけは絶対譲れないものなんだ、ということ。小中学生相手にはまだちょっと理解が難しいかもしれないけど、このかんべワールドを教材に選ぶなんて、この一点に関しては少なくとも、文科省もなかなか素敵だと私は思います。あるいは素敵「だった」ということなんでしょうか(事務員H)

 >>> おおいけ法律事務所(弁護士﨑山有紀子)/福岡市

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です