どうしようもない、という気になった時、 私は石切職人が岩を穿(うが)つのを見に行く。 もしかしたら、ハンマーを100回打ち下ろしても、岩には亀裂さえできないかもしれない。 でも次の101回目で、岩が真っ二つに割れることもある。 私は知っている。 岩はその最後の一撃で割れたのではない。 それ以前にコツコツと打ち下ろされた、あの一撃、一撃のすべてによって、砕かれたのだ。
ジャーナリストであり、社会問題を切り取る写真家でもあった、ジェイコブ・リースの言葉を引いて、米国プロバスケットボール、NBAの名将、グレッグ・ポポビッチは、選手たちに「堅実な努力」を説きます。彼が率いるチーム、サンアントニオ・スパーズは、20年近くにわたって常勝軍団であり続けています。
原文は、以下の通りです。
“When nothing seems to help, I go look at a stonecutter hammering away at his rock, perhaps a hundred times without as much as a crack showing in it. Yet at the hundred and first blow it will split in two, and I know it was not that blow that did it, but all that had gone before.”