少年事件
補導委託とはどのようなものですか
1つ前のQ&Aで試験観察についてご説明しました。試験観察を行う際に家裁の調査官による観察と併せて、民間の人や施設に少年の指導をゆだねて観察をする、という方法が取られる場合もあります。これが「補導委託」と呼ばれるものです。少年を家庭的な環境に置いたり、生活環境を変えたりすることで、少年の更生の道を見つけていこうとするものです。
少年を預かる人は「補導委託先」又は「補導受託者」と呼ばれます。農業や建築業、理美容室経営者などさまざまな職業の民間の篤志家のほか、児童福祉施設、更生保護施設などもあります。少年は、補導委託先の人たちと生活をともにすることで規則正しい生活習慣を身に付け、また仕事を教わったりする中で社会人としての生活習慣や責任感を学んでいきます。
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